地域の「風・情・味」との出会い


倭(やまと)は国のまほろば たたなづく青垣 山隠(ごも)れる 倭しうるわし
『古事記』
漂泊(さすらい)の皇子(みこ)<倭(やまと)建(たける)>が息絶える直前の
この絶唱(ぜっしょう)は、古代英雄の死を美しく彩(いろど)り、
私たち日本人の魂を強く揺さぶります。

戦いに東奔西走した景(けい)行(こう)天皇の皇子<倭建>は、
ふるさとのやまとを目前にして病に倒れ、
白鳥に化したその御霊(みたま)はやまとを目指して飛び去ります。

“国のまほろばとは、何処よりも「美しく 気高く 懐かしい山河」であり、
万人の脳裏に深く刷り込まれている<心象風景>、いわば、
母の胎内(たいない)にも似た<心のふるさと>
として捉(とら)えたらよいでしょうか。

 わが町<茨木>に人が住み始めたのは、今から一万年前の
旧石器時代に遡(さかのぼ)ります。
縄文・弥生時代には多くの村落が営まれ、その遺物も豊富に出土しています。

縄文晩期の牟礼(むれ)遺跡は、近畿圏にも
「弥生時代に先んじて稲作文化が伝播していた」ことを実証しました。

東奈良遺跡から出土した<銅鐸(どうたく)・銅戈(どうか)の鋳型>は
考古学上極めて貴重な遺物(国指定重要文化財)の一つで、
今から二千年前には<茨木>が青銅器一大生産地であったことが、
また、四国・善通寺や日本海側・豊岡で茨木産銅鐸が出土したことは、
弥生時代に広範囲な交易があったことを示しています。

また、紫金山古墳・将軍山古墳・太田茶臼山古墳・耳(みの)原(はら)古墳・
阿武山古墳などの古墳時代初期から末期に至る古墳が数多く現存し、
考古学や古代史解明の貴重な手掛かりになっています。
「古代の<茨木>は、“国のまほろばでもあった」のです。

 茨木市政のキャッチ・フレーズである「優しさと活力ある 文化の香り高い都市(まち)」
とは裏腹に、無策な山間・都心部の開発などにより、
郷土の豊かな環境・生態系は蹂躙(じゅうりん)され、
歴史・文化を育む土壌も失われつつあります。

潤(うるお)いと安らぎのある<ゆとりの空間>、誰もがほっとする<寛(くつろ)ぎの時間>、
温もりと懐かしさが漂う心のふるさとまほろばは、平成の世には無縁なのでしょうか。

経済至上主義の汚濁(おだく)の中で、美しい日本の心まほろば精神”
果たして「念ずれば花ひらく」でしょうか。

 本来の“まちづくり”とは、「地域社会の経済活性化」などではなく「地域住民の文化的交流」
にこそあると切に思うのです。
わが町<茨木>を含めて“まちづくり”や“町起こし”が一種のブームですが、
あたかも油の切れた自転車を漕(こ)いでいるようで、
金属の軋(きし)む音が耳障(みみざわ)りでなりません。

私たちは車輪を廻す動力にはなれませんが、せめて、
社会活動を円滑にする「潤滑油になれば!」の想いで望んでいます。
 故に、従来の政治・経済から環境・歴史・文化にまで枠を広げ、
広範囲な市民の要望に柔軟に対応します。

市民相互の交流・親睦を図り、<有益な情報>を発信して今世紀の人類が
取るべき目標を的確に見極められるように尽力します。
 今世紀は<環境>の世紀であり、<人権>の時代といわれています。

政治・経済・環境・文化などの様々な領域で地球規模の交流を深め、
内外の人々が互いに助け合い 共に生きるためには、
「※隗(かい)より始めよ」の格言に則(のっと)り、
先ずは、わが町<茨木>に大いに着目しよう!

 豊かな自然環境と都市環境が調和する<美しい町>、
誰もが差別されず平和に暮らせる<優しい町>
、人との出会いが楽しい<活力ある町>、
そして、市民が真に誇れる<茨木の原風景>創生を目指して
、さあ!今こそ、心ある“平成憂国の志士”が此処に結集し、
共に、<夢>を語り<喜び>を分かち合い、
「市民による 市民のための 市民の“まちづくり”」目指して
邁進(まいしん)しようではありませんか!
※「遠大なことをするには、まず身近なことから始めよ!」という意味
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茨木まほろば会 会員募集

<茨木>に活気を呼び、ブランドイメージの向上を目指すこの会に参加されませんか!

茨木の良さ悪さを知り尽くした仲間が集い、活力と魅力溢れる茨木創造に向けて
「茨木まほろば会」を立ち上げることになりました。歴史・文化・自然・経済・政治等など、
あらゆる分野での切り口から<茨木の実像・未来像>に鋭く迫りたいと思います。
 
会員には、歴史探訪、文化巡覧、自然観察、食舌触発などの<イベント企画>を
ご案内申し上げ、歩く広告塔としての役割を果たして戴きたいと存じます。
また、新たに立ち上げる<ホームページ>の閲覧及び執筆会員になって戴き、
身近な家族・友人に対して口コミ等の情報発信・相互交流を心掛けて戴きたく存じます。
 
年会費は、一口1000円とします。
何口でも結構ですし、寄付も無論大歓迎です。
連絡先:「茨木まほろば会」 代表 小林 研一 
茨木市東奈良3‐15‐609 

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